昨年12月29日に20歳の誕生日を迎えてから1か月。秋篠宮家の次女・佳子内親王に公務の依頼が殺到しているという。そんな「佳子さまフィーバー」による女性皇族への関心の高まりは、他の女性皇族の活動にも影響を及ぼす。
東宮職関係者は、「病気静養中で公務復帰が捗らない雅子妃へのプレッシャーが軽減する」と語る。
新年の一般参賀では8万人超の参賀者に笑顔を見せた雅子妃だが、1月9日の講書始の儀や同14日の歌会始の儀は欠席した。雅子妃が歌会始の儀に寄せたのは、
〈恩師より贈られし本ひもとけば若き学びの日々のなつかし〉
という歌だった。ここ数年は、愛子内親王の成長に関する歌が多かったが、今年は英国留学時の穏やかな思い出がテーマとなり、注目を集めた。
「佳子さまに世間の関心が集中し、ご自身への批判的な視線が少なくなったことで安堵の気持ちが歌に表われたのかもしれません。今後もプレッシャーが減ることで心にゆとりが生まれるのではと期待が膨らみます」(前出・東宮職関係者)
愛子内親王の生活にも好影響を及ぼしているという。学習院女子中等科で遅刻、欠席や午後登校など「不規則登校」が続く愛子内親王は、昨年12月の期末テストで3日間・計8教科分の試験を欠席したが、その直後に遊園地をお忍びで訪れ、アトラクションを満喫したとも報じられた。
「2学期までは心配な状態だったが、3学期に入り遅刻や欠席がなくなった。ギリギリの登校時間は相変わらずですが、1~2学期と比べると大きな変化です。
小さい頃から愛子さまは佳子さまを“お姉様”と慕っていました。憧れの佳子さまの活躍を見て、女性皇族としての責任感を強めているのかもしれません」(同前)
※週刊ポスト2015年2月13日号