成年皇族になられたばかりといえども、多くの公務に取り組まれる秋篠宮家の次女・佳子さま(20才)。しかし、一部では心配の声も聞こえてくる。
1月28日、佳子さまは東京・日本橋高島屋で『第46回現代女流書100人展』を鑑賞された。その日、高島屋の前には、佳子さまの姿をひと目見ようと、早朝から皇室ファンが駆けつけていた。午前9時15分ごろ、佳子さまが到着されると、思いがけないことが起こった。
「車を降りられた佳子さまを宮内庁関係者や警察官がグルッと取り囲んでしまったんです。沿道にいた人からは“佳子さま~”という声がかかりましたが、佳子さまは会釈されることも手を振られることもなく店内へと入って行かれてしまいました」(居合わせた皇室ファン)
佳子さまの晴れやかなプリンセススマイルを楽しみにしていた皇室ファンたちは、諦めることができず、冬空の下、佳子さまのお帰りの時間を待った。
「お帰りの際には、噂を聞きつけた人たちもいて、30人ほどが、佳子さまが高島屋から出てこられるのを待っていたんです。しかし、佳子さまは声かけをする人々には視線を向けず、お車にサッと乗られてしまったんです…」(前出・皇室ファン)
佳子さまのご意思なのか、それとも警護や宮内庁の意向なのかはわからないが、寒いなか、佳子さまを待ち続けた人々にしてみれば腑に落ちない出来事だったようだ。別の皇室ファンがこう話す。
「何かと批判が多い皇太子ご一家でも、外にお出ましになられれば、駆けつけた国民の前で一度は足を止められて挨拶なり、手を振ったりしてくださいます。それなのになぜ佳子さまがああいった対応を取られたのか首を傾げざるを得ません。公務が重なって、お疲れだったのかもしれませんが、普段、テレビなどではチャーミングな笑顔の佳子さまをよくお見かけしているだけに残念でなりませんでした」
昨年12月のお誕生日会見では、こんな発言をされた佳子さま。
「母は、週刊誌などではさまざまな取り上げ方をされているようですが」
「私が学習院を退学したことについてさまざまな憶測があると聞いております」
ご自分の思いや主張ははっきりと口にされるご性格だとうかがえたが、そのこともあってか、今回の行動は、おひとりでの公務でもあり、佳子さまのご意思でお手振りもご挨拶もなかったのではないかという声まで上がったのだ。皇室ジャーナリスト・神田秀一氏はこう話す。
「歌会始のときにも、佳子さまは目をキョロキョロされていましたから、不慣れな環境に落ち着かないこともあるのでしょう。もちろん紀子さまがご一緒ならば緊張も和らいで、佳子さまもいつもの笑顔を見せられますが、おひとりでの公務だと、やはりまだ周囲に気が行き届かないのではないでしょうか。これは経験を積んでいくことで問題は解決していくはずですから、国民は温かく見守ってあげるべきでしょう。
ただ、皇族としてのお作法としては、今回の佳子さまの行動は批判を浴びかねません。ですから、側近や周囲のスタッフがフォローしてあげなければならないのです」
※女性セブン2015年2月19日号