最新アルバム『Tree』が2週間で32万枚の売り上げを記録するなど、現在若者層を中心に圧倒的な支持を得ている4人組バンド「SEKAI NO OWARI」(以下「セカオワ」)。2014年の紅白歌合戦でも披露された『Dragon Night』は、ボーカルのFukaseがトランシーバー型のマイクを持って歌う姿が印象的な楽曲で、サビの部分の歌詞「ドラゴンナイト」が転じた「ドラゲナイ」がネットを中心に流行語となっている。
もちろん人気はネット上だけではない。大学生たちの間ではカラオケでセカオワの曲を歌うのが定番となっているのだという。都内の大学生Aさん(22歳女性)はこう話す。
「最近、カラオケの新定番曲がセカオワになったので、みんなでカラオケにいった際に歌えないと困るんです。だからTSUTAYAでセカオワのCDを借りて、ヒトカラでメジャーな曲を練習しています」(Aさん)
では、セカオワの曲をどのように歌うと盛り上がるのか。別の大学生Bさん(20歳男性)は、カラオケで歌う際のポイントをこう解説する。
「Fukaseさんの英語の発音を真似して友達と盛り上がるのが最近のカラオケのマスト曲になっています。とくに『Dragon Night』のサビの『ドラーゲナイ♪』、や『ムーンラーイト、スターリースカイ、ファイアーバード♪』のところをFukaseさんの英語っぽく発音するのがポイントですね」(Bさん)
大学生だけでなく、社会人の間でも、カラオケの新定番曲としてセカオワが認知されつつあるようだ。Cさん(31歳男性/マスコミ系勤務)が語る。
「忘年会や新年会など、大人数でカラオケをしなくてはならない機会があるじゃないですか。僕はX JAPANとかが好きなんですが、みんながセカオワの曲を歌うので、知らないと空気読めない感じになるんですよ。
いまや『ドラゲナイ』は、『恋するフォーチュンクッキー』や『アナ雪』、『女々しくて』のようなポジションになっていますね。よりホンモノっぽさを出すために、モッズコートを着ていくとさらにウケます(笑い)」(Cさん)
大勢でカラオケに行く機会があれば、その前に一度予習しておくと良いかもしれない。