構想1年、制作期間約半年かけてようやく生み出した女性セブンのLINEオリジナルスタンプが2月12日に発売開始になった。どんなスタンプになったのか…。
2月某日。ついに、LINEからの申請が下りたと連絡が。待ちに待った、女性セブンオリジナルスタンプが世に出る日がついに来たのだ!
その一報を聞いた女性セブンスタンプ班(JSSH)の主力メンバー記者Kは、思わず涙した。
「つ、ついにこの日が…」
隣でハンカチを渡す、JSSHメンバーのセブ姉。オリジナルキャラクターの“がまぐっちゃん”は、がまぐち界に住む妖精で、パート主婦という設定。節約主婦を志し、少しでも安く生活費を抑えるべく、あちこち奔走するも、中身は家族思いの優しいお母さんキャラなのだ。
丸い形、金運がアップしそうな黄色、そしてゆる〜く下手ウマな雰囲気。人気のあるキャラクターを参考にして、徹底的なマーケティング調査(←大げさ)のもと、生み出したデザインなので、手前味噌かもしれないが、主婦の役に立つハズだ!
コンセプトは、「使えば使うほど節約意識が高まり、お金がたまりやすくなる体質になれる」こと。つまりはお金持ちになりたい人向きのスタンプなのだ。
最初は40代以上の主婦向けに作っていたのだが、“えー”とか“いいもんみっけ”などブラックな面を出したほうが、より女性セブンっぽい(←どういうイメージだ)という上層部からの指令もあり、スタッフ総出で、“あったら便利”なメッセージを選出。何度も何度も会議を重ね、全40個のスタンプは完成した。
メッセージ内容は、“それ本当に必要?”“億万長者になりたい”“100均なう”など実用性と汎用性があり、なおかつユーモアセンスにも長けている。節約志向の高い人にも共感してもらえるハズなのだ!
「でも、バーゲン行ったり、無駄遣いもするよ。この人」
というセブ姉のつっこみは、聞き流し、さっそく売り出すための作戦会議に。効果的な宣伝方法はまず、女性セブンで紹介することだ。
「それだけじゃ足りないよ。セブンの読者層だけでなく、若い人たちにも使ってもらわなきゃ。そのためにはツイッターやフェイスブックで宣伝せねば」
と、ガチで宣伝する気のセブ姉。JSSHのメンバーは、ツイッターアカウントを全員持っているので、そこで積極的に“がまぐっちゃん”を宣伝していくことに。
「あとは有名人が使ってくれたらいいね。きゃりーぱみゅぱみゅとかお願いできないかな」
「SUPER JUNIORのドンヘが使ってくれないかな~」
「それセブ姉の個人的な希望でしょ。でも、影響力ある人が使ってくれて、ツイートしてくれたらいいですね~」
夢は広がる一方だ。そして、売れたらどうするか?
「みんなで海外旅行でしょ!」
捕らぬ狸の皮算用。粛々と口込み宣伝活動に励むJSSHだった。
※女性セブン2015年2月26日号