夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(34歳)が通信会社勤務の奥様(37歳)。3歳の男の子がいます。
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子育てではレンタルが非常に役立ちます。ベビー用品って買えば高いですし、親戚からお古をもらう場合は「ありがたいけど、古いのはちょっと……」ということも多いですからね。
そこでレンタルの出番。チャイルドシートやベビーカーは最新のを買うよりも格段に安くレンタルできます。他にもマタニティグッズやおんぶ紐、ベビーバスなどもレンタルすることに。
言い出しっぺの夫がレンタル会社に電話して名前をいうと、相手が「いつもご利用ありがとうございます」。ん? いつも? マニュアルでそういっただけかもしれませんが……もしかして隠し子がいたりして?
「世の中には知らなくていいこともある」と思いながらも夫に聞いてみると「隠し子なんているわけないだろ。ただ俺が個人的に借りてただけだよ」。ハ、ハァ?
なんでも自分で遊ぶためにベビー用品を借りてたというんです。「俺って企画部にいるだろ。童心に返るのはいいアイデアを生む上で重要なことなんだ。結構、そうやってる人って多いよ」。堂々とカミングアウトしてきた夫。理解したいけど、う~ん、やっぱり知らなきゃ良かった……。
※週刊ポスト2015年2月20日号