太るとわかっていても、ついつい食べ過ぎてしまうものだが、食べ合わせの工夫で、少しでも軽減できるという。その方法を専門家に伝授してもらった。
太るとわかっていても菓子パンが大好物。そんな人は、こんにゃくゼリーで糖質をブロックするべきだと、管理栄養士の浅尾貴子さんは語る。
「炭水化物(糖質)を食べる前に食物繊維を摂取すると、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。菓子パンを食べたくなったら、先にこんにゃくゼリーなど、 食物繊維の多い食品を食べるのがおすすめ。こんにゃくゼリーは持ち運びもしやすいので、バッグに常に入れておくといいですね」(浅尾さん)
スープを飲み干すほどラーメンラブ! という人は、野菜とわかめをトッピングするべきというのは、内科医で認定産業医の桐村里紗さん。
「ラーメンは塩分が多いので、塩分と水分が体に溜まり『むくみ太り』しやすくなります。塩分と水分を排泄する、カリウムが豊富な海藻類や野菜を一緒に食べましょう。わかめを追加したり、サイドメニューでサラダなどを食べるのがおすすめです」(桐村さん)
ケーキを食べるときコーヒーも一緒に飲むといいという説については、「ホントです。脂質の吸収を緩やかにします」と桐村さん。
「コーヒーやお茶に含まれるタンニンやクロロゲン酸などの成分には、血糖値の上昇を緩やかにし、脂質の吸収を抑える作用があります。ケーキを食べるとき、一緒に飲むといいですよ。また、朝なら甘い物をいっぱい食べても太らないというのは間違い。代謝が活発なのは昼~夕方なので、昼食後のデザートとして食べるのが◎」(桐村さん)
※女性セブン2015年3月5日号