自民党、民主党といった政党や、トヨタ、ソニーら大企業が公式チャンネルを持つYouTubeだが、一方ではセクシー動画がひっそりと、しかも大量に投稿されている。YouTubeは違反動画を厳しく取り締まっているが、なぜこのような動画をアップロードする人が絶えないのか。ネット事情に詳しいライターの加藤カジカ氏は、こう説明する。
「YouTubeは多くの視聴数を稼げることから、閲覧者を自身のサイトに誘導してもっと過激な動画を購入させようとしている」
厳しくチェックしているとはいえ、「ネット上で最大級の動画サイト」であるゆえに違反動画が完全には取り払えないのだ。ITジャーナリストの井上トシユキ氏がいう。
「YouTubeでエロ動画を見ていると最後に、〈この映像の続きが見たければこちら〉といったリンクが出てくることがあります。クリックすると、必ずといっていいほど怪しいアダルトサイトに飛ばされる。誘惑に負けてクリックしないで別の動画を探したほうがいいでしょう」
※週刊ポスト2015年3月6日号