国内

安倍首相 ジェンダーフリー派に「ポル・ポト派」発言の過去

 民主党の玉木雄一郎代議士が予算委員会で西川公也前農水相の献金疑惑を追及した際(2月19日)、安倍晋三首相は大臣席から「日教組! 日教組どうすんだ! 日教組!」とさんざんヤジを飛ばし、自民党の委員長からも注意を受けた。ここでは過去の安倍首相のトンデモ発言を紹介しよう。

【2002年5月 「民主党は中国の拡声器」】
 中国・瀋陽の日本総領事館への北朝鮮亡命者の駆け込み事件について国会で発言。「(民主党が)中国の主張をそのまま発表することで日本側の交渉力に大きな影響力を与えている」と批判。民主党の抗議を受け、「適切さを欠いた」と撤回。

【2002年5月 「憲法上、小型であれば原爆だって(保有に)問題はない」】
 早大の特別講義での発言。安倍氏は「政府解釈を紹介しただけ」と反論。

【2002年10月 「間抜け」】
 当時の土井たか子・社会党党首や菅直人・民主党代議士が北朝鮮の元工作員で辛光洙元死刑囚の釈放を求める嘆願書に署名したことについて講演で「今考えれば極めて間抜け」と発言。「発言は不適切であり、今後、十分注意する」と陳謝。

【2005年1月 「工作員」】
 NHKの従軍慰安婦問題を扱った特集番組をめぐり、女性国際戦犯法廷の検事を「(北朝鮮の)工作員」と民放の番組で発言。朝鮮総連より抗議を受けると、「確信をもって申し上げている」と述べるものの、具体的な事実は明らかにしなかった。

【2005年5月 「ポル・ポト派を思い出す」】
 自民党本部で開かれた「過激な性教育・ジェンダーフリー教育を考えるシンポジウム」にてジェンダーフリー推進派について「ポル・ポト派を思い出す」と発言。

※週刊ポスト2015年3月13日号

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