入学シーズンを迎えた4月初旬のある朝、都心の名門私立小学校のすぐ近くの大通りでは、登校する子供たちに紛れて、愛犬の散歩をする浅田美代子(59才)の姿があった。
手に持ったリードは4本。シーズーや雑種など、合わせて4匹をひとりで散歩させる姿はまるで“お犬様”。4匹がそれぞれ行きたい方向に歩くものだから、浅田はあっちにフラフラこっちにフラフラと、それは大変な様子だった。
「浅田さん、毎日朝夕と欠かさず犬の散歩をしていますよ。たまに犬を大事そうに腕に抱えて歩いていることもあって、散歩の意味あるのかな、と思うこともありますが(笑い)。よほどの犬好きなんですね」(近隣住人)
幼少期から常に犬と一緒に過ごしてきたという愛犬家の浅田は、昨今のペットの虐待や放置死の事件に、誰よりも胸を痛めてきた一人だ。
2012年からは「自分にも何かできることがあるはず」と、動物愛護団体『Free Pets』の活動に参加している。
滝川クリステル(37才)や川島なお美(54才)など、同じく動物愛護活動に精を出す仲間の存在が、背中を押したという。
「団体の集会に参加するようになって、年間7万頭もの犬が殺処分になっていることや、悪質な繁殖業者の実態などを学び、大変なショックを受けたそうです。そして、このこと世の中に伝えたいと思うようになって…。
浅田さんは芸能の仕事を『さんまのスーパーからくりテレビ』(TBS系)だけに絞って、他の時間は全て団体の活動に費やすことにしたんです。今では、メンバーと一緒に、子供向けの『命の教室』や講演のために全国を飛び回る日々を送っています」(浅田を知る芸能関係者)
また、彼女は殺処分対象の犬の引き取り手を探すという里親事業にも携わっている。
「今4匹飼っていますが、殺処分寸前で、里親の見つからなかった子たちを彼女が引き取ったんです。みんな捨て犬で、最初は人を見るだけで怯えていたそうですが、浅田さんがひたすらに愛情を注いだことで、ようやく心を開いてくれたのだそうです」(前出・芸能関係者)
今は「お犬様」が何よりものパートナーのようだ。
※女性セブン 2015年4月30日号