5月30日午後8時24分頃、最大震度5強(小笠原村母島)の地震が発生し、東京でも震度4を記録した。5月25 日にも関東地方で最大震度5弱の地震が起きている。首都圏大地震の兆候が続くなか、6月1日発売の『週刊ポスト』が東大名誉教授による最新の「MEGA地震予測」を報じており、そこでは千葉や神奈川での異常が指摘されている。その一部を紹介する。
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従来の地震学とは全く異なるアプローチによる「MEGA地震予測」(*注)を展開する民間会社JEASEA(地震科学探査機構)の顧問を務める東京大学名誉教授の村井俊治氏は、警鐘を鳴らす。
【*注:村井氏が、GPSデータをもとに「土地の微細な変動」を観測して行なう地震予測。1週間の間の上下動が4センチ超の場合は「警戒ライン」としている】
「地震(5月25日午後2時半頃に関東地方で発生した最大震度5弱の地震)発生後も関東地方にある危険な兆候は消えていません。これはさらなる大地震の予兆かもしれない」
村井氏はこれまで何度も予測を的中させている。5月25日の地震や5月22日の奄美大島近海地震(最大震度5弱)も的中させた。
村井氏が説明する。
「上下動で見た異常変動マップでは、関東地方で大きな異常は見られません。しかし、水平方向の動きの異常は明らかに広がっています」
記事では千葉県房総半島南部や神奈川県三浦半島の異常が拡大していると指摘。さらに、箱根山の近くで新たに水平方向の動きに異常が出ていると警鐘を鳴らしている。
◆村井氏が顧問を務める民間会社JESEA(地震科学探査機構)では毎週水曜日にメルマガ『週刊MEGA地震予測』を月額216円で発行している。詳しくはhttp://www.jesea.co.jp/
※週刊ポスト2015年6月12日号