近ごろ話題のYouTuber。高額を稼ぐ成功者もおり、中にはこの収入のみで生活している人も。そこで、今人気のチャンネル『妄想グルメ』と『Cooking with Dog』のYouTuberに成功の秘訣を聞いた。
『妄想グルメ』はキャラ弁やスイーツデコなど、工作のようにかわいい料理レシピを紹介。作っている様子を淡々と流し、言葉による解説は一切なし。レシピは日本語と英語のテキストで紹介。2009年1月にスタートし、現在のチャンネル登録者は85万人以上。
一切話さず、調理の音や生活音をそのまま収録するスタイルが人気。夫婦で動画を製作し、今ではこれが本業に。動画のレシピ作成、撮影などは奥さんが担当している。
「レシピだけでなく、その空気感が海外の人にも受けているようです。話すのが苦手なのでたまたまこのスタイルになったのですが、ラクに続けられる方法を選ぶことが大切。今はこの収入だけで、家族5人が生活できるようになりました。会社員時代より、家族との時間が増えたことが幸せです」(伊藤元亮さん)
『Cooking with Dog』は、犬のフランシスと“シェフ”が親子丼やたこ焼きなど日本の料理を実演。レシピはフランシスが英語のナレーションで説明し、日本語の字幕で紹介するというスタイル。2007年9月にスタートし、現在のチャンネル登録者は98万人以上。
ホスト役である犬のフランシスと謎の女性シェフ、動画制作者の3人がタッグを組む、人気のグルメチャンネル。
「フランシスにとって、シェフの料理を見ているのは日常だったことと、ほかの料理動画との差別化にもなると思い、このスタイルに。料理は作らないけど、楽しくてかわいいから見ているという人も多いようです。カメラ4台で引きとアップの映像を撮るため、毎回2回ずつ料理を作っていて、撮影は大変(笑い)。投稿をはじめて約8年、レシピは220個以上に。徐々にファンの方が増えていった感じで、今はこの収入だけで生活できています」(制作者)
※女性セブン2015年6月11日