テレビのなかでは、結婚できないことについて自虐的な発言をすることが多い女芸人だが、本音のところはどうなのだろうか? 現在45才で、独身のいとうあさこさんが結婚に対する女芸人の本音を打ち明ける。
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椿鬼奴(43才)が結婚するなど、よく一緒に飲む女芸人メンバーが幸せになると、心から嬉しい。よくテレビで「悔しがってください」と頼まれるけど、祝福の気持ちしかありません。でも唯一、大久保(佳代子)さん(44才)が結婚したら本気で慌てるかもしれない(笑い)。大久保さんは芸人として大先輩だけど、年齢は1つ下で私と感覚が似ている。すごく助けてもらっているけど、いつも一緒にいるのはさすがにいけないと思い、最近は飲む回数を減らしています。“ここにいてはいけない”ってお互いが感じ始めたのかも。
こんな私でも、親が独り身の娘を心配する気持ちはよくわかります。でも、結婚したらしたで、子供のことや義理の両親のことなど、また違う心配事が出てくるもの。ウチの親も結婚している兄や妹のことを今でもいろいろと気にかけています。
独身の私が偉そうに言わせていただくと、例えば、親御さんは、娘が不幸な表情をしていないかどうかを見ていてほしい。幸せそうであれば、きっと大丈夫なのではないでしょうか。
ずっと憧れていたお笑いの仕事でお金を頂戴して、おいしいお酒を飲める今、自分は決して不幸ではないと思います。でも幸せかというと…。「結婚すると寿命が8年長くなる」って言うし、お互いに気遣える相手がいるとたしかに安心ですよね。私は結婚経験がないので、「結婚=幸せ」かどうかはわかりません。
老後の心配はしています。結婚していなくても、最期の瞬間に思いを寄せる異性がいるといいかな。
60才くらいで老人ホームに入れば、まわりにいる80才くらいのおじいちゃんたちから、「ピチピチの若い子が来た」ってモテそうでしょう。だから、早いうちに一緒に施設に入ろうって大久保さんと企んでいるんです。
※女性セブン2015年6月25日号