ライフ

納豆の新常識 たれを入れるのは50回混ぜてから、夜食べる等

 日本の朝ご飯の定番といえば納豆。人気はますます伸び盛りだが、納豆の知られざる新常識を、納豆の名産地・茨城県非公認キャラ・ねば~る君が教えてくれた。

【新常識1 よく混ぜると旨みがUPする!】

 混ぜるとねばり成分ポリグ
ルタミン酸がちぎれてグルタミン酸となり旨みが増す。

「よく混ぜるほうが好きネバ~!」(ねば~る君・以下「」内同)

【新常識2 夜食べると血液サラサラ】

 納豆の効能成分ナットウキナーゼには血栓を溶かす作用があり、食後7、8時間効果が持続する。

「夜食べて寝ている間に血液サラサラになるネバ~!」。

【新常識3 たれを入れるのは50回混ぜてから!】

 はじめからたれを入れると粘りが出にくい。50回ほど混ぜてからたれを入れるとより粘りが出て、おいしくなる。

「おいしい味を追求してネバ~ギブアップ!」。

 さらに奥の深い納豆の新常識を全国納豆共同組合連合会専務理事・松永進さんと納豆博士こと須見洋行さんに尋ねた。

【新常識4 1パック 90kcal、40~50gが適量】

「納豆はヘルシーではありますが、意外にカロリーは高め。ご飯にかけて食べるなら40g~50g(1パック約50g)が適量ですね」(須見さん)

【新常識5 関東でのシェアは小粒が圧倒的】

「江戸時代は玄米にかけて食べていました。小粒のほうが玄米になじみやすく、茨城・水戸で主流だった小粒納豆が全国に広まったんです」(松永さん)

【新常識6 美肌に◎ 保湿力はヒアルロン酸以上!】

「納豆の粘り成分であるポリグルタミン酸は、ヒアルロン酸以上の保湿力があり、化粧品としても注目されています」(須見さん)

【新常識7 細胞から若返る!? 注目のポリアミン】

「大豆に豊富に含まれる注目のアンチエイジング成分ポリアミンは、細胞の生存や増殖になくてはならない存在。加齢とともに減少するため、多く含まれる納豆で摂取するといいですよ」(須見さん)

【新常識8 賞味期限後も発酵し続ける】

「賞味期限を過ぎると水分が抜けて風味が落ちますが、食べられない訳ではありません。実は発酵が進み、骨などを形成するビタミンKが増えます。さらに表面に白い結晶ができますが、これはチロシンというアミノ酸の一種。体にいい成分なのですがジャリジャリして食感はよくありません」(須見さん)

【新常識9 濃厚で甘い国産大豆 外国産はさっぱり味】

 納豆の大豆は国産・外国産どちらを選ぶべき?

「日本の大豆はたんぱく質が多く、脂質が少なめ。豆の味がしっかりしています。一方、外国産の大豆は植物油用に育てられた大豆もあって脂質が高めですが味はさっぱりしていてご飯に合わせやすい。生産量が多い外国産は価格が安い傾向がありますが、どちらも栄養価は変わりません」(須見さん)

※女性セブン2015年6月18日号

関連キーワード

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン