5月中旬のある日の深夜―東京・六本木のカラオケ店のVIPルームに入っていく8人ほどの男女を見て、居合わせた客は思わず声をあげそうになった。
「あっ! ニノだ!」「加藤夏希もいる!」
集ったメンバーには、嵐の二宮和也(32)、タレントの加藤夏希(29)がいた。二宮はTシャツに帽子というラフな格好。一方の加藤は昨年6月に一般人男性と結婚したばかりの新婚だ。
まさか不倫合コンか? と、居合わせた客が聞き耳を立てて様子をうかがうも、カラオケに興じる音は一切聞こえてこなかった。
「各自パソコンを持ち込んでいたみたいで、みんなその画面をニヤニヤしながら見つめていました。いったい何をやっているのか不思議でした」(居合わせた客)
某芸能事務所関係者が内幕を明かす。
「実はこの夜、タレントやマスコミ関係者が集まって『ドラゴンクエストXオフ会』が開かれていたんです」
二宮と加藤は、芸能界屈指のゲーマーとして知られる。特にドラクエシリーズの熱狂的なファンだ。
「二宮の家にはゲーム専用のテレビがあるほどで、たまの休日は一日中ゲーム三昧だそうです。2年前に発売されたドラクエXは『合計2800時間もプレイした』と話して周囲を唖然とさせた(笑い)。加藤も負けていない。ドラクエXについての対談企画の仕事も受けたくらいですから」(前出の事務所関係者)
2人がハマる「ドラクエX」はオンライン通信が可能で、他のプレーヤーとゲーム上でパーティを組んで一緒に戦うことができる。気心知れた仲間と興奮を共有できるため、集まってプレイする「オフ会」が盛んに行なわれている。実際、この日のオフ会は大盛り上がりだったよう。
テレビではうかがい知れない人気者たちの意外な一面だった。
※週刊ポスト2015年7月17・24日号