県民性は大いに話題となるが、関西地方の府県は一体どう違うのだろうか。「自虐ネタ」を聞いてみた。
【滋賀県】〈滋賀県民は『BBC』を観とるんよ〉
滋賀県民から愛されている地方テレビ局「びわ湖放送」の地元での呼称は「BBC」。かの有名な英国の公共放送と同じである。
「名古屋の友達に『BBCの番組で……』って話をしたら、『BBC観てるの? 凄い!』と妙に尊敬された。恥ずかしくて、顔が真っ赤になりました」(40代女性)
【京都府】〈世界で最も魅力ある街のウラオモテ〉
米大手旅行雑誌『TRAVEL+LEISURE』の人気都市投票で世界1位。伝統文化が息づく土地柄の一方で、京都の「いけず文化」は有名だ。たとえば「お茶出しましょか?=早く帰れ!」というように本音と建て前がまるで違う府民のウラオモテぶりや他県民からすると意地悪な言い回しを指す。外国人に人気があるのは英語が通じないので「いけず」がバレていないから?
【大阪府】〈オバちゃんがホンマに怖いのはハンドル握った時や〉
「刑法犯」「窃盗犯」の人口1000人当たりの検挙数が最も多い大阪だが、もう一つの目をそらしたい「ワースト1位」がある。「交通事故の発生件数」だ。
「大阪もんはいらち(せっかち)で、車間距離はみんな短いし、ウインカーを出さずに車線変更するヤツもぎょうさんおる。特にオバちゃんは敵わん。狭い道でも我が物顔で、クラクションを鳴らしてどかそうとする。にらむとこっちが怒鳴り返されるんや」(40代男性)
※週刊ポスト2015年7月17・24日号