40~50代の日常生活における基礎代謝量(消費カロリー)は約1100~1200kcal。これ以上食べれば当然、ぜい肉として体に蓄積される。そして、1日の摂取カロリーを1200kcal以下に抑えることがメタボ解消の第一歩だ。国立病院機構 京都医療センターの肥満・メタボリックシンドローム外来医師・浅原哲子さんは以下のように説明する。
「1日の摂取カロリーを1200kcalに抑え、それを3日間続けると、体重は500g~1kg落ちます。たった500gと言うなかれ。内臓脂肪は確実に落ちています。目先の数字にとらわれないことが大切です」
もしも食べすぎてしまったら、翌日、翌々日の量をさらに減らして3日間でプラスマイナスゼロにすればいい。
「3日間頑張って体が慣れたら1200kcalを持続させ、空腹感があるなら1400kcalまでは戻してOK。1か月で体重を1~2kg減らせれば、1年後には-12kgだって可能です」(浅原さん)
野菜→たんぱく質→炭水化物の順番で食べるとさらにやせ体質になるという。また、ひと口15回噛むことを実践すれば、より効果的だ。
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号