国内

安倍政権に異議の元公明党町議 離党するも学会員支持し当選

 安保法案反対のデモ隊の中に、創価学会のシンボル「三色旗」を掲げる人々が目立ってきた。旗にはこんな言葉が書かれている。

〈バイバイ公明党〉
〈人間革命 読み直せ〉

 創価学会員たちが、安保法案に賛成する公明党に反旗を翻し始めたのだ。7月28日に東京・日比谷で行なわれた反安倍政権集会に、三色旗を掲げて参加した学会員の話を聞いた。

「私は親の代からの創価学会2世で、生まれた時からずっと反戦平和、憲法九条の遵守という池田大作先生の教えを学んできました。デモに参加して自分の考えを訴えるようになったのは、今回が初めてです。

 これまでは公明党のいうことは正しいと思ってきたのですが、昨年の集団的自衛権の憲法解釈変更の閣議決定の報道に触れるうち、“何かおかしいな”と思い、いろいろ勉強するようになって、今の公明党のおかしさに気付いたのです」

 こうした声は徐々に広がりを見せ、実際に政治の現場では公明党に見切りをつけて離脱した議員もいる。

 愛知県武豊町の公明党町議だった本村強氏は、安倍政権の憲法解釈変更の閣議決定に公明党が反対しなかったことをきっかけに「これ以上、公明党議員として活動できない」と離党、4月の統一地方選には無所属で出馬して当選した。その本村氏が語る。

「離党するとき、公明党の幹部が飛んできて、『選挙であなた個人が集めた票は2%もない』といわれましたが、私のブログには共感してくれる創価学会員たちの声が多く寄せられ、わざわざ遠くから訪ねてきて『私も学会員だが、あなたの考えに賛成だ』と励ましてくれた人もいます。その方は、『公明党は安倍政権に唯々諾々と従っているのに、その公明党に投票している自分が許せない気持ちだ』と打ち明けてくれました」

 木村氏は4月の選挙で公明党時代の9割の票を獲得して3選。離党しても学会員の支持は失わなかったのだ。

 もともと創価学会には婦人部や青年部を中心に集団的自衛権行使に反対論が強かったが、学会本部が安保法案の審議について公明党にアクションを起こすことはなかった。今回の取材でも、創価学会広報室は「閣議決定ならびに法案は、憲法第九条の平和主義と専守防衛を踏まえたものと理解しています」と回答する。

※週刊ポスト2015年8月14日号

関連記事

トピックス

ゴールデンタイムでの地上波冠番組がスタートするSixTONES
ゴールデンタイムで冠番組スタートのSixTONES メンバー個々のキャラが確立、あらゆるジャンルで高評価…「国民的グループ」へと開花する春
女性セブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
5人での再始動にファンからは歓喜の声が上がった
《RIP SLYMEが5人で再始動》“雪解け”匂わすツーショット写真と、ファンを熱狂させた“フライング投稿”「ボタンのかけ違いがあった事に気付かされました」
NEWSポストセブン
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
ドナルド・トランプ米大統領によって実施されているさまざまな施策が、米国社会に大きな影響を与えている(AFP=時事)
「極度の肥満のため死刑を停止して」「執行の際に座骨神経痛が痛む」女性に性的暴行し殺害したマイケル・タンジ死刑囚(48)の“驚きの要望”《トランプ大統領就任で加速する死刑執行》
NEWSポストセブン
中居正広の私服姿(2020年)
《白髪姿の中居正広氏》性暴力認定の直前に訪問していた一級建築士事務所が請け負う「オフィスビル内装設計」の引退後
NEWSポストセブン
これまで以上にすぐ球場を出るようになったという大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平、“パパになる準備”は抜かりなし 産休制度を活用し真美子夫人の出産に立ち会いへ セレブ産院の育児講習会でおむつ替えや沐浴を猛特訓か
女性セブン
ネズミ混入トラブルを受けて24時間営業を取りやめに
《ゴキブリ・ネズミ問題で休業中》「すき家」24時間営業取りやめ 現役クルーが証言していた「こんなに汚かったのか」驚きの声
NEWSポストセブン
岡田結実
《女優・岡田結実(24)結婚発表》結婚相手は高身長の一般男性 変装なしの“ペアルックデート”で見せていた笑顔
NEWSポストセブン
ウッチャンナンチャンがMCを務める番組『チャンハウス』
【スクープ】フジテレビがウンナン&出川MCのバラエティー番組で小学生発言を“ねつ造演出”疑惑 フジは「発言意図を誤解して編集」と説明、謝罪 
女性セブン
くら寿司
《ピンク色の破れたゴムを…》「くら寿司」が迷惑行為に声明「厳正な対応を行う予定」実行者は謝罪連絡入れるも…吐露していた“後悔の言葉”
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認め全店閉店へ(左・時事通信フォト、右・HPより 写真は当該の店舗ではありません)
【こんなに汚かったのか…】全店閉店中の「すき家」現役クルーが証言「ネズミ混入で売上4割減」 各店舗に“緊急告知”した内容
NEWSポストセブン