パンツについて、気になるけれどなかなか周囲に質問する機会がないもの。そこで、女性セブン編集部ではパンツについて思いつく限りのアンケートを200人の女性を対象に取ってみた。その中で、パンツが目まぐるしく変化したこの50年間を、その歴史の体験者たちはどんな風に感じていたのかを聞く。
かつてはいていたパンツの呼称について、60代以上からは、“昔はズロースをはいていた”という声が多数聞かれた。
「子供の頃、今のようなショーツはなくて、昭和の初めは、大人も子供もみんなズロースでした。今でいうブルマのような形で、お腹にも足の付け根にもゴムが入っていて、大人になった頃、パンティーが登場したのには衝撃でした」(70才・パート)
「初めて普通のショーツをはいたときは、セクシーな大人の女性になった気がしてものすごくドキドキした。大人の階段を1歩上った瞬間だったわぁ~!」(50才・ライター)
昨今のパンツは胴回りの生地そのものが伸びる素材のものが多いが、「当時のパンツはゴムが替えられて、伸びると母が直してくれた」という声も。
「足の付け根にもゴムが入っていたから、大人になって水着を着たときに、ゴムの跡が残って肌が黒ずんでいるんじゃないかと不安になりました(笑い)」(63才・主婦)
60代は下着へのこだわりがやや薄いよう。その理由とは?
「当時はデザインが普通で、カラフルな色もほとんどなかった。パンツといったら白とピンクとベージュくらい。今のように好きなデザインや色を選ぶ選択肢がなかったですね」(65才・パート)
「ベルボトムが流行っていて、ボトムを腰ばきするので、股上の浅いパンツを探して買っていました。母に“何コレ、小さいわね”って笑われて恥ずかしかった」(62才・主婦)
(協力/エコンテ)
※女性セブン2015年9月3日号