東京から飛行機で2時間弱。九州一の歓楽街・中洲や、学問の神様・菅原道真を祀る太宰府天満宮など観光地揃いの福岡に、新たな呼び名が加わりそうだ。
8月11日、『サマージャンボ宝くじ』の抽せんが行われ、1等5億円が19本、前後賞1億円が39本、合計58本の億当せんが誕生した。そのうち、東京と並び最多9本、計21億円を出したのが福岡だ。宝くじ研究家・長利正弘さんはこう話す。
「東京や大阪、宮城や愛知など、大都市のある都道府県は販売枚数も多いですから、必然高額当せんも多くなる傾向にあります。したがって、福岡市や北九州市がある福岡でも当せんは出やすいといえます。ただ、東京と比べると販売枚数は圧倒的に少ないですから、そんな中で同じ本数の当たりが出たというのはかなり珍しいことですよ」
福岡では、5つの売り場から当たりが出た。
「例えば、ある売り場からどーんと当せんが出ることがありますが、それは売り場そのものに爆発的な運気があったから。しかし今回は5つの売り場に“分散”してます。これは“福岡全体”に幸運の波がきている証拠ですよ」(風水師・高村実久さん)
福岡のパワーは宝くじだけにとどまらない。深夜帯ながら視聴率2ケタ連発の『ヨルタモリ』(フジテレビ系)に出演するタモリ(70才)や、昨年末の『THE MANZAI』で優勝しバラエティー番組に引っ張りだこの博多華丸・大吉など、福岡出身者は芸能界を席巻中。さらに、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスは、2位以下に大きな差をつけて首位を独走中だ。
福岡の絶好調ぶりの理由を、前出・高村さんが明かす。
「古代中国の九星気学で占うと、今年は『三碧木星』の星回りで“上昇”や“ひらめき”、“新芽”といった意味。歴史的に福岡は中国や朝鮮との往来の拠点で、多くの人が出入りしました。風水では、人が集まる場所には運気も集まると考えられています。時代が変わっても九州の玄関口として機能してきた福岡には、長期間運気が蓄えられていました。それが今年、一気に花開いたんです。
加えて、福岡は九州の最北に位置しますが、今年“北”は凶方位。ところが、往来の出入り口のため、悪い運気をそのまま外に逃がせるんです。結果、運気の純度が高くなり、幸運がもたらされたんです」
三碧木星の年は、後半に向かって運気が上昇していくという。この先のオータムジャンボや年末ジャンボは、福岡で狙うばい!
※女性セブン2015年9月10日号