中国発の世界同時株安の影響を受け、日本株も大きな調整を余儀なくされている。不透明な相場環境に様子見ムードの投資家も少なくないかもしれないが、こうした時期こそ資産を大きく殖やすチャンスである。9月1日に発売された『マネーポスト』秋号(小学館)では、ここから1億円を目指せる大化け株の数々を一挙大公開している。
2012年末にアベノミクス相場がスタートして以降、2年半余りで日本株は大きく上昇した。この間、株式投資で大きな利益をあげた投資家は数多く、株で資産1億円を達成した“億り人(おくりびと)”も続出しているという。
ここに来て大きな調整局面を迎え、今後の見通しに不安を抱く人もいるかもしれないが、アベノミクス相場はまだ終わっていない、という見方は根強い。独自の視点での市場分析に定評のあるグローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏はこう語る。
「安倍晋三首相と日銀の黒田東彦総裁の任期は、ともに2018年まで。それまでは大金融緩和が続くことが予想され、上昇相場が続く可能性は高いと見ています」
年内に予定されている米国の利上げに伴う市場の混乱を懸念する声もあるが、
「米国の政策金利が引き上げられても、日欧からの資金流入によってドル(米国債)買いが進み、長期金利は上がりにくい傾向にあります。『好景気下の低金利』という株高の条件は整っており、米国株主導の世界的株高が続くのではないでしょうか」(同前)
こうした状況下で中国発の同時株安が起こったわけだが、専門家の多くは急落は一時的なもので、あくまで“狼狽売り”に過ぎない、と分析している。今後も株高が続く条件が揃っている以上、有望な銘柄を割安に買える絶好のチャンスが到来したと見ていいだろう。
※週刊ポスト2015年9月18日号