芸能

とんねるず 面白さの秘密は「存在感の小ささ」、独特の緩急

 一部で打ち切り説が報じられていたフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげでした』が継続することが今月初め、明らかになった。解散説も出ていたが、こちらもなさそう。7月末放送の『27時間テレビ』で石橋貴明が「大丈夫? 俺たち解散するんだって」とネタにしている。これだけ彼らが話題になるのは、なんだかんだ言って、とんねるずが気になる存在だからではないだろうか。そこで改めて考えてみたい。とんねるずの面白さの秘密はどこにあるのか? テレビ解説者の木村隆志さんが明らかにする。

 * * *
 コンビ解散説に、番組打ち切り説…。今年、とんねるずを扱うニュースは暗いものが多かった。ただ、解散も打ち切りもなかったのは、結局とんねるずが好きな人が多いから。失礼ながら、これというギャグはないし、トークが抜群という感じでもないのに、いったいなぜなのか? その答えは、「どんなに大物になっても、どこか素人っぽさを残した芸風」とみている。

 帝京高校の同級生で結成し、師匠も養成学校もなく、“クラスで一番面白いヤツ”から独学でスターになったとんねるず。80~90年代の武器だった破天荒さは薄れても、そのミーハーさは全く変わっていない。クラスメートのかわいい子や運動部のエースに接するように、若手女優やアスリートにちょっかいを出す姿は、50代になってなお高校生のようさ無邪気さを感じる。有名人に対するアンテナが素人並みに高いから、誰とでも絡めるのだろう。

 同世代のダウンタウンやウッチャンナンチャンと明らかに異なるのは、(よい意味での)存在感の小ささ。洗練した芸よりも、等身大のおフザけを好むスタイルは相変わらずであり、「技術や台本よりもノリ重視」だから、出演者の楽しさが視聴者にシンプルに伝わる。『笑っていいともグランドフィナーレ』での歴史的な乱入は、いかにも“ノリのとんねるず”らしかったし、そのくせ先輩・タモリの花道を飾るために控えめだったのも、体育会系の素人だった彼ららしい。石橋自ら「自分に才能を感じていない」と語っていることから、今後もこの姿勢は変わらない気がする。

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