都内有数の高級住宅街で、9月上旬の深夜4時、消防車15台が出動する火災が発生した。 もうもうと黒い煙が立ち上り、現場に急行した消防車から降りてきた数十人の消防隊員が、大きな声を出し、消火活動を始めた。
火元となったのは、コンクリート造3階建ての低層マンションの3階。そして、その下の2階はなんと伊藤英明(40才)の自宅だった。
心配そうに様子を見守っていた大勢の近隣住民の中には、小林麻央(33才)の姿も。急いで出てきたのか、薄ピンクのパジャマ姿のままだった。市川海老蔵(37才)と麻央夫妻の自宅は、伊藤のマンションからわずか50mほどのところにある。
「海老蔵さんと伊藤さんは大の仲よしで、家族ぐるみのつきあいをしていますから、心配で駆けつけたんでしょうね」(芸能関係者)
幸いにも、伊藤と身重の妻・A子さんにけがはなく、火事も2時間ほど経った午前6時過ぎに完全に消し止められた。しかし…。
「上の階で消火活動に使われた水が浸水して、伊藤さんの部屋も水浸しになってしまい、電化製品もかなりダメになってしまったそうです。A子さんは生まれてくる赤ちゃんのためにベビー用品も揃えていたそうなので、被害はかなり大きかったと思いますよ」(前出・芸能関係者)
火事による損失であれば、近隣からの“もらい火”であっても火災保険で補償される。集合住宅の場合、契約時に火災保険に加入させられることも多いが、今回のような場合はどうなるのか?
ファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんはこう説明する。
「上階の消火活動による損害は“火災”の範疇と捉えられるので、伊藤さん本人が通常の火災保険に加入していれば原則補償されます。
しかし、火災保険の補償の対象は“建物”と“家財”に分けられ、電化製品などは“家財”に該当します。もし伊藤さんが建物の火災保険にだけ加入していて、家財を対象にしていなかった場合には損害は補償されませんから、注意が必要です」
高すぎる勉強代…なんてことになってなければいいけど。
※女性セブン2015年9月24日号