9月上旬に行われたイベントに登場した川島なお美(54才)。その激やせぶりに心配の声が挙がった。川島が報道陣の前に姿を表すのは、6月以来。昨年1月に行われた肝内胆管がんの手術を経て、その後再発などは報告されていないが、体重は30kg台前半にまで落ちているという。
そんな川島は8月3日のブログで自らの激やせ写真を公開していた。
この日、東京・六本木で開かれた永井大(37才)と中越典子(35才)の結婚式に出席したドレス姿の川島は、背骨が浮き出て、頬がやせこけていた。ファンから「大丈夫ですか?」と多くの不安の声がブログに書き込まれた。
あれから1か月。川島はさらにやせた姿で公衆の面前に姿を現した。歩くのも厳しいのではないか? そう心配されるほどの状況に見えるが、彼女は9月末のミュージカル出演は降板してしまったものの、11月には都内で20年ぶりのソロコンサートを行う。
その後、11月から年末まで、再びミュージカル出演と、今年いっぱいフル稼動のスケジュールが組まれている。
川島を知る芸能関係者が語る。
「ヘアヌード写真集をはじめ、映画やドラマでは濡れ場も辞さない。美しさを武器にすべてをさらけだして女優業を邁進してきたのが川島さんです。
そんな彼女が今の姿で公の場に出れば、どんな騒ぎになるか、重々承知しているはずです。普通の女優だったら闘病姿を隠そうとするはずなのに、彼女は以前と変わらないセクシーなドレスをまとって臆することなく堂々と表に出てくる。なぜここまでできるのか…。相当な決意を感じます」
青山学院大学在学中に芸能界デビューした川島だが、20代は女子大生アイドルのイメージが抜け切らず低迷した時期もあった。
だが、1993年にヘアヌード写真集『WOMAN』を発表して世間を驚かせ、30代にして清純派から妖艶な大人の女へと身を転じた。
その後も映画『極道の妻たち』やテレビドラマ『失楽園』などで裸体を惜しげもなく披露する体当たりの演技を見せてきた。
どんな局面でも、川島はむき出しの自分を見せることに動じない。その姿勢は、生前親交の深かった作家・渡辺淳一さん(享年80)の影響も大きかった。
「渡辺さんは、“女優はすべてをさらけ出してなんぼだ”とことあるごとに川島さんに言っていました。渡辺さんの言葉を信奉する彼女は、たとえ重い病に侵されようが今の自分を受け入れて、包み隠さず超然としています。彼女がことさら治療をしないのもその精神の表れでしょう」(前出・川島を知る関係者)
※女性セブン2015年10月3日号