「意識高い系」とは、元々ネットスラングで、人脈、自分磨きを過剰に演出し、一見スゴイ人のように思えて、実際の経歴や活動は大したことがない人々のこと。やたらと自分を大きく見せたがり、自己アピールすることに余念がないイタい人々の生態についてOLさんたちが語り合うギリギリ座談会です。
めぐ(IT・30歳):最近、やたら増えたよね。横文字の羅列や、SNSを使った“情報発信”、NPOだとか社外活動時間が止まらない「意識高い系」が。
りか(メーカー・27歳):ウチにもソレ系がわらわらいるよ。たかだか飲み会の出欠確認メールの件名が「リマインド」だったり、遊びの相談するだけなのに、「今日のアジェンダは何?」とかいう輩が。
あい(商社・26歳):「結果にコミットする」とかさ。どこかのCMかよ!
めぐ:ウハハ。座布団1枚!
はるか(外資・27歳):あとさ、ただの社内バーベキューの仕切りをまかされたくらいで、「自分のKPI(重要業績評価指標)は何ですか?」とかいう男。
めぐ:葬っていいからw
まこ(物流・29歳):後輩とソックリ! 私がいる経理部に異動してきたとき、「バックオフィスとフロントのハブとして対話をプロデュースする存在になりたい……」とかホザいて失笑を買った男!
りか:かる~く殺意湧くw
あい:あとさ、あの「PDCAを回す」ってのも、彼らの常套句じゃない?
はるか:はいはいはい! プラン、ドゥー、チェック、アクションの略だっけ? 要は、計画して実行したら振り返りましょうってだけの話じゃん。
りか:よく考えてみりゃ、変な言葉だよねー。
はるか:試しにウチの外国人社員に「ユーノウ? PDCA?」って訊ねたら、「ホワーッツ?」っていってたよ。
めぐ:うはは。座布団2枚!
※週刊ポスト2015年10月9日号