国内

昨今の運動会 騎馬戦は警備員が待機しハードルはくぐるもの

 昔のイメージで運動会を見に行くとあまりの違いに仰天すると話題になっている。例えば、騎馬戦といえば赤白入り乱れて乱暴に帽子を取り合ったり、そこら中で「落馬」する児童が常だったが、現在はかなり様相が変わっているようだ。

「私立の名門と呼ばれる学校ですが、運動会は軽いカルチャーショックでしたね。安全面が最優先事項になってしまっていて、完全にお遊戯会状態です。

 騎馬戦があったんですが、騎馬が対戦する場所では、先生や警備の人が5人くらいで囲っている。最初はなんのこっちゃわからなかったんですが、落ちてけがをしないように、と聞いて、なんて過保護なんだ!と驚きました。だって、そのガードマンたちに隠れて、騎馬が見えないくらいなんですよ」

 と思い出し笑いするのは、子供を私立中学校に通わせるとあるパパ(44才)。彼によれば、障害物競走では、高めのハードルを跳ばないで下をくぐる子供が続出したそう。

「なんでも、過去にハードルに引っかかって転倒、骨折した子がいたらしく、保護者が“危険だから跳ばないでいい”と指示するそうなんです。先生も先生で、“怖いならくぐってもいいぞ”とか言っていて、もはやこの競技は必要ないじゃん!て思いましたよ」

“裏工作”も横行しているという。

「運動会当日の朝、ある児童のおばあちゃんが職員室に来て、“お願いがある”って言われました。

 聞けば、“うちの孫は足が遅くて徒競走が嫌だって言っているの。どうかうちの孫をいちばん足の遅いグループに入れてください”って。

“そしたらそこでいちばんになれるだろうから孫も自信がつくと思う”と言って菓子折りを渡そうとしてきたから、“それはできません”って言い続けたら、“こんなにお願いしてるのに?”って怒り出しちゃいました。他の先生も唖然としていましたね」(33才・公立小学校教諭)

※女性セブン2015年10月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ドジャースでは多くの選手が出産休暇を取っている(USATodaySports_ReutersAFLO)
大谷翔平、第一子誕生へ 真美子夫人の出産は米屈指のセレブ病院か ミランダ・カーやヴィクトリア・ベッカムも利用、警備員増員などで“出産費用1億円超え”も
女性セブン
公式サイトを通じてコメントを発表した中居正広
【入手】中居正広の女性トラブル謝罪、フジ港社長が全社員に送った“決意表明メール”「温かい会社でありたい」「全力で皆さんを守ります」
NEWSポストセブン
大谷翔平が真美子夫人の妊娠を報告したことも話題に(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平の2025年》「二刀流」復活へ向けて“失敗しないプラン”とは?「登板間隔は2週間に一度」「佐々木朗希とカバーし合う体制」【岡島秀樹氏×福島良一氏対談】
週刊ポスト
VIP席の一角に中居正広の姿が
《沈黙から20日間…》追い込まれた中居正広が「553文字」お詫び文を突如掲載した背景「トラブルがあったことは事実」「私のいたらなさ」
NEWSポストセブン
元
「ママ友の飲み会だった…」酔って研修医の胸ぐらつかみ、女性看護師の胸を蹴った元共産市議の二面性「ものすごい剣幕で怒鳴りつけ…」愛知県警が捜査
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
《覆された引退説》「本人というよりかはスタッフのため」中居正広が芸能活動の継続を示唆、モチベーションの“源泉”は
NEWSポストセブン
山口組抗争は10年に及ぶ(司忍組長。時事通信フォト)
ラーメン店長射殺から宅配ヒットマンまで事件多発の「山口組分裂抗争10年」、収束には一方的な「抗争終結宣言」しかない【溝口敦氏×鈴木智彦氏が予測】
週刊ポスト
レギュラー番組に深刻な影響が出ている中居正広
【全文公開・前編】中居正広、深刻トラブルの後始末 『金スマ』収録中止、『世界陸上』リポーター構想は白紙…『だれかtoなかい』は代役に香取慎吾を検討か
女性セブン
第49回報知映画賞授賞式で主演女優賞を受賞した石原さとみ
石原さとみの夫が経済紙に顔出しで登場 勤務先では幹部職に大出世、複数社で取締役を務め年収は億超えか 超スーパー夫婦の‘秘策”は瞑想
女性セブン
中居正広(時事通信フォト)
【独占】中居正広「謝罪コメント」に被害女性“X子さん”が思いを告白「私の人生は元には戻らない、それだけです」
NEWSポストセブン
お店の前で合流する永瀬廉と西畑大吾
「だいれん」キンプリ永瀬廉&なにわ男子・西畑大吾が“決起集会” 1月期ドラマで共演、仲が良すぎて“ムズすぎる”場面も
女性セブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現(写真はイメージです)
《独占告白》「こたつに入ったクマが食べたのは…」年末に自宅を荒らされた家主が明かした緊迫の一部始終「チョコレートやみかんには手を付けず」「小さな糞がたくさんあった」
NEWSポストセブン