今年のプロ野球も、いよいよストーブリーグが始まる季節となった。巨人では契約最終年となる原辰徳監督の交代が必至と見られる。混戦が続いたとはいえ、ペナント最終盤まで明確な「続投」の声が聞こえてこなかったのは異常だった。
後任の最有力候補として名前が挙がるのは江川卓氏である。2011年にはいわゆる「清武の乱」に絡み、江川氏をヘッドコーチとして入閣させる話があったといわれたが、「今回その約束が果たされるのではないか」と語るのは、巨人重鎮OBの1人だ。
「江川監督の線は日本テレビ関係者が強く推している。それにナベツネ(渡邉恒雄)さんには、盟友・氏家(齊一郎・元日本テレビ会長。2011年没)さんとの約束があると聞いている。氏家氏は江川に冠番組を持たせるなどかわいがっていて、亡くなる前に“江川を監督にしてやってくれ”といわれたようだ。無下にはできないはずだ」
※週刊ポスト2015年10月16・23日号