10月12日スタートのフジテレビ系ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(毎週月曜夜9時)。ゼネラルプロデューサー・後藤博幸さんは、尾野真千子主演の月9ドラマ『極悪がんぼ』(2014年)を手掛けた。このドラマは、借金を背負った主人公が裏社会で奮闘していく物語を描き、放送当時は、異色の月9と騒がれた。
それ以降、月9は時代モノ『信長協奏曲』、ホームドラマ『ようこそ、わが家へ』など、恋愛とは一線を画したドラマが続々と放送された。
その流れをつくったひとりである後藤さんが今回手掛けるのは、石原さとみと山下智久の王道すぎるラブストーリーだ。
「『極悪がんぼ』は“月9を壊そう”がキャッチコピーでした。でも、やはりみんなが月9に求めているのは若い人たち向けの恋愛ドラマだと思ったんです。『恋仲』のように、みんなやっぱり月9を見てキュンキュンしたいと思うんですよ」
山下は東大卒のイケメン僧侶役。王道に今っぽさをアレンジするのも月9流だ。
「今はバラエティーでもお寺をモチーフにした番組が人気ですよね。いわゆるお寺や僧侶がブームのようになっている今だからこそ、取り上げるべき題材ではないかと思っています」
※女性セブン2015年10月22・29日号