10月23日にスタートするドラマ『釣りバカ日誌』(テレビ東京系)。10月上旬、とある海辺街でのロケを終えて出演者御一行が向かった先は、都内にある漁港直送のお刺身が人気の小さな居酒屋だった。
西田敏行(67才)や濱田岳(27才)、吹越満(50才)、広瀬アリス(20才)、葉山奨之(19才)ら20人ほどが集まったが、まだクランクイン間もないとは思えないほど、馴染みの雰囲気が漂っていた。
「他にもお客さんがいたからというのもあるのでしょうが、みなさん、特別な挨拶もなく、くつろいでお食事されていましたね。西田さんは日本酒を飲んでいたのですが、“三國さんも日本酒が好きだったんだよね…”なんてつぶやいて、映画の思い出話もしていましたよ」(居合わせた客)
1988年から2009年にわたって、全22話が上映された映画『釣りバカ日誌』。同作の主人公「ハマちゃん」とその上司役「スーさん」を演じた西田と三國連太郎さん(享年90)は、日本映画史を代表する名コンビだった。
2013年4月に三國さんが他界。今回のドラマでは「ハマちゃん」を濱田が、「スーさん」を西田が演じる形で新・釣りバカコンビが誕生することとなった。
「自分のやってきた映画の釣りバカは心の奥にしまって、新作のような感覚で現場にいます。濱ちゃんには、自分が納得いくハマちゃんを演じて欲しい」
インタビューでは、濱田にこんなエールを送っていた西田は、1軒目を後にすると、濱田やスタッフを連れ、近くのイタリアンダイニングへ。
「西田さんが濱田くんと話したりないといった感じだったので、急遽もう1軒行くことになったんです。濱田くんを真ん中に座らせて、演技についていろいろな話をされていましたね。オーダーも自ら率先してされていて、ドラマを盛り上げようとする熱い気持ちがひしひしと伝わってきました」(ドラマ関係者)
2003年に心筋梗塞で倒れて以来、妻から禁酒令が出されている西田だが、この日はジントニックをグイグイ。さらに3軒目のバーへはしごして…。
「3軒目では西田さんはカラオケを歌われて上機嫌だったそうですが、濱田さんは疲れ果てて寝ちゃったみたいです。午後6時過ぎに1次会が始まって、お開きになったのは深夜2時半だったそうですからね。“いやぁ、楽しかったですね!”と言う西田さんに、濱田さんは弱々しい声で“はい”と返すのがやっとだったそうですよ(笑い)」(前出・ドラマ関係者)
新たな名コンビ、誕生の予感!?
※女性セブン2015年11月5日号