女性の多くが一度は豊かなバストに憧れるもの。そんな憧れを1日だけ実現できる「シンデレラ豊胸」という施術があるという。美容外科医の上原恵理氏が解説する。
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「シンデレラ豊胸」は、胸に点滴用水を注入する手法で、1.5カップほどのサイズアップが半日程度持続します。「ふくよかなバストを体験してみたい」、「豊胸手術前に手軽にイメージをしてみたい」という方に人気です。
施術時間は10~20分程度。局所麻酔を使用するので、手術中に痛みを感じることはありません。注射で注入するので、傷跡が残ることもありませんし、半日すれば尿として排出されて元の状態に戻るので、安心して試せます。
「もっと巨乳になりたい!」と望む方には「ハイブリッド豊胸」があります。これなら5カップのサイズアップも可能です。
まずはプロテーゼというシリコンバッグを入れる手術で2カップ以上大きくした後、その上から脂肪を注入することにより、5カップのサイズアップも可能なのです。脂肪注入は、定着率が高くなるように不純物を取り除いた「ピュアグラフト」や、最新の「コンデンスリッチ」という手法で行ないます。
料金はコンデンスリッチの方が30万円程度高くなりますが、脂肪の定着率がより高い。術中は全身麻酔を使いますが、1泊の入院で済み、翌日には術部を除いてシャワーも浴びられます。
【プロフィール】上原恵理(うえはら・えり):東京イセアクリニック銀座院院長。大学病院の形成外科・美容外科勤務を経て、平成25年に同院の院長に就任。豊胸や乳房再建の最先端術式を毎年数多く手掛けている。自ら施術も体験して患者の立場に立つという熱血医師だ。
※週刊ポスト2015年11月6日号