芋ソムリエが好みに合わせて芋を選んでくれる焼き芋店
そろそろ「いし焼~き芋~♪」の声が恋しくなる季節。焼き芋といえばトラックの焼き芋屋が思い浮かぶが、今や「芋ソムリエ」のいるデパ地下の高級焼き芋屋やテーマパーク、超前衛的な車の焼き芋屋まで誕生するほど進化をとげている。そんなホクホクの焼き芋最前線をレポート!
「芋ソムリエ」が常駐する最高級の焼き芋店がある。カドー ドゥ チャイモンの芋ソムリエ・林寛さんは、10年前からソムリエとして活動。種類や栄養成分など、芋を知り尽くしたスペシャリスト。
「当店の焼き芋は2~3か月ほど熟成させる“キュアリング”を行ってから、工場の溶岩プレートで、低温でじっくりと焼きます。その後冷凍し、店舗で2度焼き。最大限の甘みが引き出せます」(林さん・以下同)
林さんが紹介してくれた芋の種類は「甘蜜安納(かんみつあんのう)」。実は日本で最初に安納芋を販売したのはこの店で、今や全国的なブームとなっている。
「戦時中を思い出し、芋が苦手な高齢のかたが多い。でも芋はとても栄養がある健康食なので、芋の魅力を伝えていきたいです」
【カドー ドゥ チャイモン】
東京都中央区銀座4丁目6-16 銀座三越 地下2階
営業時間:10時半~20時
定休日:銀座三越に準じる
撮影■下重修
※女性セブン2015年11月12日号