東京の下町にある町工場の経営者が、銀行や大手企業に負けじと、オリジナルのロケットを飛ばすという一度は破れた夢に向かって突き進むドラマ『下町ロケット』(TBS系)の第3話が1日放送された。その視聴率は、18.6%。これは篠原涼子主演の『オトナ女子』(フジテレビ系)の7.2%(10月29日放送分)と比べると、ダブルスコア以上の差。根強い人気を誇る『相棒season14』(テレビ朝日系)の初回視聴率18.4%をも抜き去った。
そんな『下町ロケット』には、これまで見てきた人もこれから初めて見る人も、さらに楽しめる5つのしかけが用意されている。
しかけその1は、『下町ロケット2 ガウディ計画』が朝日新聞でもチェックできること。
池井戸潤さんによる小説『下町ロケット2 ガウディ計画』(11月5日発売)が、ドラマに先がけて朝日新聞で連載をスタートさせていた。10月3日付朝刊の広告特集で2ページにわたって展開されたのを皮切りに、その後は原則1ページ、毎週土曜と日曜付の紙面に掲載されているのだ。その分量は1回あたり原稿用紙7枚以上に相当。物語の一部とはいえ、読み応えは充分だ!
2つめのしかけは、ウェブでの無料試し読みができること!
同書の版元・小学館の特設ページでは期間限定(2016年1月15日まで)で『下町ロケット』原作本の第1章、126ページ分がすべて無料で読める。ドラマでは、ちょうど第1話。さらに『下町ロケット2』も90ページが無料。ロケットで培われた技術を医療に応用しようとする物語が堪能できるのだ。
3つめのしかけは、サプライズキャスト。後半の「ガウディ計画編」に、お笑い芸人・今田耕司(49才)が出演する。今田が舞台で見せた親しみやすさにプロデューサーが一目惚れし、キャスティングが決定したというから、その魅力を生かした演技がたっぷり見られそうだ。役どころはまだ明かされていないが、物語の鍵を握るかなりの重要人物のようなので、本を読んで予想するのも一興だ。
ちなみに今田は、今回が約7年ぶりの連ドラ出演となる。千原ジュニアら芸人仲間のおめでたニュース続きにもかかわらず、“嫁探しは来年!”というほどの意気込みだという。
「今田さんは『半沢直樹』に大ハマりして、あちこちで“オモロい、オモロい”言ってましたから、今回のオファーは天にものぼる思いだったはず」(芸能関係者)
しかけの4つめは、見逃しても安心の動画配信。放送後1週間限定ながら、10月26日からサービスがスタートした民放5社の無料テレビポータル「TVer(ティーバー)」で動画が配信されている。見逃しても安心だ。
そして、しかけの5番目は完売必至のグッズがコンビニで手に入ること。ドラマにも登場する『下町ロケット塩大福』。これが各地のローソンで発売中だ。原作者の池井戸さんも手に入れられないほどの人気ぶりで、7日土曜日にはこの塩大福に加え、こんぶの佃煮を使った手巻き寿司と、ロケット形のクリームコロネも同じく全国のローソンで発売される。
第4話ではついに佃製作所と帝国重工が全面対決。ロケットエンジンへの部品供給を賭けた戦いが始まる。
※女性セブン2015年11月19日号