国内

天皇陛下 1月末のフィリピンご訪問を区切りに公務引き継ぎか

 初春の青空が広がった1月2日、皇居で新年恒例の一般参賀が行われ、天皇陛下は訪れた人々に向かって、こうお言葉を述べられた。

「本年が国民一人ひとりにとり、安らかで良い年となるよう願っています。年頭に当たり、我が国と世界の人々の平安を祈ります」

 午前と午後に計5回、長和殿のベランダに立たれて参賀者に応えられた天皇皇后両陛下。前日の1月1日には早朝5時半の四方拝に始まり、新年の祭祀を立て続けに執り行われたが、両陛下はお疲れのご様子を見せられることなく、いつも通りの柔和な笑顔でお手を振られていた。

 しかし、昨年12月23日に82才のお誕生日を迎えられた陛下にとって、さまざまな行事や公務がお体のご負担になっていることは間違いない。

 8月15日の全国戦没者追悼式で黙祷の前にお言葉を読み上げ始められたことや、10月に富山県で臨席された式典の最中に進行を確認されるという異例の行動を取られたことから、一部で“ご健康不安”も報じられた。

「私はこの誕生日で82になります。年齢というものを感じることも多くなり、行事の時に間違えることもありました。したがって一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」

 お誕生日に際しての記者会見で、ご自身の“年齢”についてそう言及された陛下。しかしその会見でもお言葉の途中で突如絶句され、“15秒の沈黙”が流れたことが伝えられると、陛下のお体を心配する声はますます高まった。

 一方の美智子さまも、頸椎症性神経根症による肩や腕の痛みに加え、昨夏には胸の痛みを訴えられ、心筋虚血による精密検査を受けられた。

「元日の新年祝賀の儀で、美智子さまは段差を上れずに立ち止まられてしまい、陛下が手を取られるというシーンもありました」(宮内庁関係者)

関連記事

トピックス

希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト