タレントのベッキー(31)と、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動は、ベッキーのCMの放送を取りやめるスポンサーも出始めるなど、まだまだ収束しそうにない。そんななか、2人がLINE上で交わしたとされる内容に、思わぬところから“異論”が出ている。
騒動をスクープしたのは週刊文春。同誌によると、2人は離婚届を卒論と称してLINE上で、「ちゃんと卒論書くから待ってて欲しいな」(川谷)、「卒論提出できたら、けんちゃんにいっぱいワガママ聞いてもらおうっとー!笑」(ベッキー)などとやり取りしていた。
また、一部スポーツ紙の報道によると、川谷は昨年11月ごろ「早く妻から卒業したい」と周囲に語っていたという。この時期、ベッキーと初めて2人きりでデートをするなど、仲が深まっていったとされている。川谷のそのときの言い回しが、「卒論」という2人の隠語につながったとみられている。
これに対して、主婦たちはこんな言葉で怒りを露わにしている。
「離婚を卒業って言ったり離婚届を卒論って言ったり、ちょっと軽すぎる。男性側の奥さんにしたら、真剣に話し合っている最中なのに」(40代・主婦)
「ベッキーさんの“卒論提出できたら”って、離婚届を出してほしいみたいなニュアンスを感じますよね。ひどい」(30代・主婦)
一方、上智大学教授(メディア論)の碓井広義さんは大学教授の立場から、「卒論」という表現に違和感を持ったひとりだ。
「何とも軽い、“出せばオッケー”みたいな感覚で使われていますが、私に言わせれば、『卒論には審査があるんだぞ!』ということです。そのことはおふたりや世間の皆さんにもわかってもらいたいですね。今全国の大学は、卒論の審査シーズンまっただ中です。審査なしで済まされる卒論はないのです」(碓井さん)
確かに離婚届は役所に提出すれば、書類不備がない限り受理されて離婚が成立する(もちろん、夫と妻の双方が同意している必要があるが)。一方、卒論は指導教員(主査)以外の先生(副査)も加わって審査が行われ、合格判定が出なければ卒業できない。そういう意味でこの2つは大きな違いだ。
ひょっとしたら川谷は、妻との離婚はそう簡単に成立しないということをわかったうえで、「卒論」という表現を使っていたりして…。