「なんでも突き詰めるタイプで、すべてを理屈で考える」──。『ORICON STYLE』による「好きな男性アナウンサーランキング」で4年連続1位に輝いた日本テレビの桝太一アナ(34才)はそう自分を分析している。
中高生時代は芸術的な模様をしている蝶にハマり、現役合格した東京大学ではあなごの研究に没頭。さらに東京大学大学院ではアサリの殻の模様からアサリの生年月日を考えるという研究をしていた。そんな理系のスペシャリストだった彼が、アナウンサーの道を志したのは?
「東大に入ってみてわかったのは周りの人のすごさで、“自分は一流の研究者にはなれない”と悟ったそうです。ただ理系の知識はあるので、“難しい化学をわかりやすく伝える懸け橋になれれば”と思って、アナウンサーの道に進んだんですよ」(番組関係者)
しかしアナウンサーになってからしばらくは、華やかなテレビの世界に気後れする毎日だった。かつて桝アナは女性セブンのインタビューにこんな心境を語った。
「芸能人のかたがたに囲まれ、こんなところにアサリオタクがいてもいいのかと、日々、居心地の悪さを感じていました。でも世の中を見渡すと、何かを成し遂げるのは、ひとつのことに情熱を注げるオタク気質の人間ですよね。だからオタクであることに引け目もないし、逆にもっとオタクになりたいと思うようになりました」
2011年に『ZIP!』(日本テレビ系)の総合司会に抜擢されるや多忙な日々を送っている。月~金曜は、毎朝2時起きで、午前3時前に出社。朝刊をチェックしながら、わからないことがあると「これはこういうことでいいのかな?」とスタッフにすぐに聞く。疑問をそのままにしない姿勢は、テレビに映る彼の謙虚でまじめなイメージのままだ。
「仕事に熱中しているせいか、ある同期社員から、桝さんの私服は“ダサい”というような話は聞いたことがありますよ。普段はスーツばかりだから私服のバリエーションがあんまりなくて、ポロシャツにチノパンみたいな、“ちょいオジさん”のスタイルなんだとか」(テレビ局関係者)
好きな男性アナウンサーランキングで4連覇を達成した桝アナ。それ以前に5連覇して殿堂入りしたTBSの安住紳一郎アナ(42才)に王手をかけた。
「こんなに愛されるようになったきっかけはやっぱり『ZIP!』の顔になったからでしょう。『ZIP!』を休むと、“桝さんはどうしたのか?”“体調が悪いのか?”“何かあったのか?”などと、局に電話が殺到するんですが、こんな事態は異例ですよ」(桝アナの知人)
※女性セブン2016年1月28日号