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NHK受信料、2軒目は約半額だが申請しないと適用されず

 いろいろな節約術が数あれど、余裕があれば新年度から試したいのが「まとめ払い」。毎月支払うことが決まっている料金は、いっそ一括で払えば割安となるケースが多い。

 その筆頭がNHK受信料だ。2か月払い2520円の地上契約受信料の場合でいうと、12か月前払いを選ぶと、年間1万3990円で2か月ごとに払うより年間1130円安くなる。多チャンネル時代で増加しているケーブルテレビの加入者ならば、「団体一括払い」を選ぶとお得だ。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが語る。

「団体一括払いとは、ケーブルテレビの使用料とNHKの衛星受信料をケーブルテレビ会社に一括して支払うこと。これでNHKの代金が年間2000円ほど安くなります」

 こんな裏ワザもある。

「たとえば自宅と事務所など、同一人物が2か所でNHKと契約すると、2軒目の受信料はおよそ半額に。この制度は、親が子供の生活費を払っているなど家計が同一であれば、親が離れて住む子供の契約料を払っている場合も適用されるんですよ」(畠中さん)

 なお、「団体一括払い」や「2軒目割引(家族割引)」は自分から申請しないと適用されないので、忘れずに!

 国民年金の保険料もまとめ払いが断然お得だ。

 2016年度の保険料は1か月1万6260円だが、口座振替で1年分まとめて払うと4090円割引の19万1030円、2年分だと1万5690円割引の37万7310円になる(※まとめ払いの方法にも、口座振替、現金などいくつかあり、割引額は多少異なるため、窓口で確認が必要)。

 この4月から始まる新年度分の一括払いをする場合、口座引き落としでは手続きが間に合わないので、年金事務所で1年分まとめ払い用の振込み用紙をもらって振込めばOKだ。

 生命保険や火災保険などもまとめ払いが有効なケースがあるので、自分の入っている保険を調べてみよう。

※女性セブン2016年3月31・4月7日号

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