4月末でフジテレビを退社する“女王”加藤綾子アナ(30)の有力な後継者候補が現われた。フジテレビ社員がいう。
「入社は来年の春だというなのに、“ポスト・カトパン”になれるんじゃないかと話題になっている。現役モデルだし、研修時代からバンバン画面に出していくかも」
フジの救世主と期待されているのが、女性ファッション誌『non-no』(集英社)で専属モデルを務める久慈暁子(21)。フジの2017年卒のアナウンサー採用試験に内々定し、来年4月に入社予定だという。
「身長166センチのスレンダー美女で、青山学院大学経済学部に在学中。大学進学のために上京してきた際にスカウトされ、モデルデビューを果たしました。岩手県奥州市出身で日本ハムの大谷翔平(21)と同郷。昨年に同級生として同市の広報誌で対談し、小沢昌記市長から交際を勧められる一幕もありました」(スポーツ紙芸能記者)
フジの女子アナといえば、今春入社の堤礼実(22)も『non-no』のモデルを務めたが、堤は「読者モデル」の出身だ。ファッション誌の編集者が説明する。
「『読者モデル』とは、雑誌の愛読者として誌面に登場する素人モデル。久慈さんはプロのモデルですから、さらに注目される存在です」
まさに「金の卵」。そんな彼女を狙っていたのはフジだけではなかったようだ。
「実は久慈さんは先に日テレの内定をもらっていながら、フジの最終試験を受けて内定を“獲り”にいったそうです。アナウンサーを目指す仲間には、『私はアイドル路線でいきたいから、フジにする』と話していたそう。絶好調の“王者”日テレを袖にして、凋落著しいフジを選ぶなんて、『たいしたタマだ』と囁かれています」(前出・芸能記者)
両局および久慈の所属事務所にフジテレビ入社について聞くも、一様に「何もお答えできません」というのみだった。
もっとも、彼女をアナウンサーとして見られるのは1年以上先の話。それでも“スーパールーキー”の評判が先走りするのは、フジの現状の厳しさゆえか。
※週刊ポスト2016年4月15日号