快晴の青空の下、閑静な住宅街にある緑豊かな校庭は、700人を超える生徒と保護者で満場の賑わいを見せていた。
都内名門私立小学校の運動会。コブクロ・小渕健太郎(39才)や、ホンジャマカ・恵俊彰(51才)の姿も見られるなかで、宮沢りえ(43才)はひときわオーラをはなっていた。
「麦わら帽子をかぶり、他のママたちがジーンズをはくなか、デニム地のガウチョパンツがさすがという感じでした。お子さんが“青組”だからか水色のニットが爽やかで、シンプルな格好なのに目立っていました」(運動会に参加した保護者)
りえの長女は今年新一年生。緊張した面持ちでわが子を見守る保護者のなか、近くで参観していたのは、内村光良(51才)・有美(40才)夫妻。夫人は白いニットにカジュアルな黒パンツという出で立ちだがやはり目を引いていた。
内村夫妻の周囲は賑やかで、ママ・パパ友が気さくに声をかけては談笑に応じている。ふたりは、時折顔を寄せ合いプログラムをのぞいて微笑み合い、結婚10年を超えたと思えない仲睦まじい様子をみせていた。
「りえさんの長女も、内村さんの長女も今年入学した1年生で同級生なんです。りえさんのお嬢さんは幼稚園からのエスカレーター入学で、内村さんは小学校受験組。まだ顔見知り程度で接点はないようですね」(別の保護者)
運動会も中盤を過ぎ、競技は保護者の綱引きに。観客席から小走りに登場したのは、りえだった。腕まくりした袖から見える華奢な腕に透けるような肌。パンツから見える足も折れそうに細い。
しかし、競技が始まると誰よりも熱い顔をみせた。顔を歪ませ歯をギューッと食いしばり、足を踏ん張る…まさに“鬼の形相”だ。ピストルが鳴り、青組が勝利すると、ふと我に戻ったようにいつもの顔に。ママ友たちとハイタッチしながら、長女に“ママやったよ!”と満面の笑みを向けていた。
りえはこの3月に約4年にも及ぶ協議の末、離婚が成立したばかり。
「一区切りついたからなのか晴れ晴れとした様子に見えました。4年前から離婚協議をしていたので幼稚園でも小学校でも運動会はママの出番。パパがいないからといって寂しくないように、行事や競技にも積極的に参加していらっしゃるんでしょうね」(別の保護者)
この日りえの必死の形相は、娘を思う気持ちに溢れていた。
※女性セブン2016年6月2日号