ダイヤモンド社が運営するビジネス情報サイト『ダイヤモンド・オンライン』に掲載された「謝礼交際」の記事が話題を呼んでいる。人妻がSNSなどで知り合った男性とデートをし、「謝礼」を受け取る行為が高学歴の主婦の間で流行っているというのである。執筆したのは関西を拠点に取材するジャーナリストの秋山謙一郎氏だ。
「彼女たちは神戸の芦屋などの高級住宅地に住む専業主婦。お金には困っていないので、好奇心を満たしたり、昼間の暇を埋めるために謝礼交際をしている」
秋山氏が取材したユウコさんは、週3回程度のデートを楽しみ、時折、「3万円から5万円程度」の謝礼を受け取る。それだけで月40万円ほどになるというから、かなりの“稼ぎ”だ。「援助交際と同じでは?」とツッコミたくなるが、ユウコさんの言い分はこうだ。
「わたしのほうから謝金をお願いしたのなら、それはおっしゃる通り援助交際かもしれません。でも、お相手のほうから共に過ごした時間へのお礼として是非に……という真心です。それをお断わりするのも気が引けますから」
本誌記者も「謝礼交際」人妻に話を聞いた。美雪さん(42・仮名)は元大手飲料メーカーの受付嬢で、27歳の時にIT企業勤務の夫と結婚。しかし、子供に恵まれなかった虚しさから、他の男性との関係を求めるようになったという。
「ミクシィの犬好きのコミュニティで知らない男性とやりとりしているうち、『ではLINE IDを交換しましょう』という流れに。それから週末にお互いの犬を連れてデートし、その後は2人きりで会うという流れです」(美雪さん)
※週刊ポスト2016年6月10日号