経済的な成功者は、様々な場面で相手を説得している。その際の喋り方も特徴がある。背景には心理学を熟知している点がある。大手不動産販売会社で全国でも有数の好成績をあげている営業マンが、その手の内を明かす。
「声のトーンを低くして、小声で話すと相手がより耳を傾けてくれます。話すスピードは1分間で380文字前後を心がけます。これはNHKのアナウンサーが話すスピードと同じ程度で、心理学的に耳に心地良いスピード感だといわれています。
400字詰め原稿用紙に書いた文章を、1分間で読み終える訓練をすれば、誰だって人の心に届き、お金を掴む喋り方ができると思います」
心理学を理解していれば、自分を騙そうとしている人の手口も見抜ける。怪しい投資話や無駄な出費も避けられる。
※週刊ポスト2016年7月1日号