このひと月、『七月大歌舞伎』(7月2~26日)に出演している市川海老蔵(38才)。1日2公演の多忙な日々を送り、現在乳がん闘病中の妻・小林麻央(34才)の誕生日(7月21日)も会うことができなかったという。
《会いたかったけど、多分会えない誕生日、はじめて…今日は曇ってますね、今月の演目の流星、織姫と彦星 曇りや雨だと会えないとか》
当日、ブログにそう綴った海老蔵。後ろ髪を引かれながらも、プロとして仕事には全力を尽くしてきた。
「公演期間中も毎日電話をかけて励ましていたし、僅かな合間を見つけてはお見舞いにも行っていました。でも、歌舞伎の公演は25日間休みなく続きますので、いつも一緒というわけにはいきません。彼に代わって麻央さんを支える人がいるからこそ、海老蔵さんも仕事に専念できた部分はあったはずです」(芸能関係者)
現在、海老蔵と共に麻央を支えるのが、姉の小林麻耶(37才)である。5月19日、生放送中の『バイキング』(フジテレビ系)を過呼吸で途中退席した麻耶は、以降表舞台から姿を消した。現在も5本のレギュラー番組を全て休業中だ。
「彼女は麻央さんの乳がん発覚以降、全力で闘病をサポートしてきた。時間があれば、母親と一緒にお見舞いに行き、麻央さんに代わって子供たちの面倒も見てきました。彼女もまたこの1年半、心身共に極限状態だったのです。看病疲れで倒れてしまうのも無理のない話でした」(前出・芸能関係者)
幼少期から“一卵性姉妹”と呼ばれるほど仲良しだった2人。私生活から恋愛まで何でも相談しあい、いまだに一緒にお風呂に入るという。
5月に発売されたエッセイ『まや道 向かい風でも笑顔の理由』(小学館)のなかで、こんな“姉妹愛”を明かしている。
《「病的に妹のことが好き」です。どれくらい病的かというと、「麻央ちゃんのためなら命も差し出せる」くらい》
テレビ関係者が語る。
「麻耶さんは8月中にも復帰する予定でした。でも先日、彼女側から、“すみません。復帰はまだ難しそうです”という話があって…。今はどうしても麻央さんと一緒にいたいのだそうです。子供たちの送り迎えは主に母親がやっており、麻耶さんは時間があれば麻央さんの病室に付きっきりだといいます。容体が悪いときは、朝から深夜まで麻耶さんが献身的に支えているそうです。目下、10月を目処に復帰できるよう話をしていますが、彼女の中ではまだ、妹さんを置いて仕事をする気持ちにはなれないようです」
家族全員で立ち向かう乳がん闘病。枕辺の祈りが、麻央の力になっている。
※女性セブン2016年8月18・25日号