夏の風物詩『27時間テレビ』が過去最低の平均視聴率7.7%を記録するなど低迷が続くフジテレビ。かつては“女子アナ王国”と呼ばれたが、視聴率同様、女子アナ界でも低空飛行。今年4月にフリーとなったカトパンこと加藤綾子(31)に続く人気女子アナが誕生していない。
人材不足にもかかわらず、アナウンス部から放出されてしまったのが入社7年目の細貝沙羅アナ(29)だ。
「同期の山崎夕貴アナ(28)との差は開く一方で、6月末に人事部への異動が決まった。入社当初はルックスの良さから期待されたが、残念ながらアナウンス技術が低すぎた。突然の異動に本人はショックを受けている」(フジ関係者)
2014年9月に夕方のニュースに異動したショーパンこと生野陽子アナ(32)は生き残りに必死だ。
「異動直後は初めての報道番組ということもあって緊張していたが、最近はようやく余裕が出てきた。一緒にメインキャスターを務める後輩の椿原慶子アナ(30)とも良好な関係を築いている。本人はこのポジションを誰にも渡したくないようで、新婚にもかかわらず、子作りは控えているという噂です」(同前)
フジ黄金期を支えた美熟女OGも健在だ。
「すっかり『世界陸上』(TBS系)のイメージが板についた中井美穂(51)だが、最近は歌舞伎など伝統芸能のコラムや解説で活躍中。
AKB48選抜総選挙で総合司会を6年連続で務める木佐彩子(45)は夫・石井一久とのセット売りで露出を増やしている。BSでレギュラー番組を持つなど、派手さはないが手堅い仕事で安定の人気を誇っています」(同前)
女子アナ界のイスの数は限られている。そのイス取りゲームは激しくなる一方で、年を重ねれば重ねるほど求められるハードルも高くなる。生き残りは簡単ではない。
※週刊ポスト2016年8月12日号