「『やっぱりな』という感じで、驚いてる知り合いはいないと思いますよ。当時から『女癖が悪い』と有名でしたから……」──そう淡々と語るのは、8月23日、強姦致傷容疑で逮捕された高畑裕太容疑者(22)の短大時代の同級生である。
女優・高畑淳子(61)の長男の裕太容疑者は、映画の撮影のため滞在していた群馬県前橋市のホテルで40代の女性従業員を自室に引き込み、女性の手足を押さえつけるなどの暴行を加えて強姦したという。
NHK朝ドラ『まれ』でブレイクした裕太容疑者。俳優だけでなく、天然キャラが受け、バラエティ番組にも引っ張りだこだった。
事件の余波は大きかった。8月27日から放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)は、番組内のスペシャルドラマに裕太容疑者を起用していたため急遽代役を立てて撮り直し。親子共演が予定されていた『真田丸』(NHK)も再撮影が決定など、各局が対応に追われた。
裕太容疑者は犯行動機について、「女性を見て欲求が抑えきれなかった」と供述しているが、その異常な性欲は短大時代からだったと別の同級生が振り返る。
「タイプの女の子を見つければ、すぐに声をかけていましたし、僕の友達の女の子も強引に言い寄られて困っていた」
芸能界入りしてからも、その性欲が落ち着くことはなかった。昨年8月に放送された、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では、こんな告白をしている。
「あまり喋ったことない人にも、すぐ“おっぱい”とか言いたくなっちゃう。下ネタも好き」
これには共演した坂上忍を「こいつ、全身チンポみたい」と呆れさせた。
「共演した女優に過度なボディタッチを繰り返し、クレームを出されたこともあったそうです」(芸能デスク)
刹那の欲望を満たすために彼が失ったものは、あまりにも大きい。
※週刊ポスト2016年9月9日号