スタジオ前に集った週刊誌各社の張り込み部隊が“渦中の男”を待っている──。8月29日深夜0時、有吉弘行(42才)は、東京・赤坂のテレビ朝日アーク放送センターで、レギュラー番組の収録に臨んでいた。
固唾を呑んで出入り口を凝視する報道陣。同1時半、ようやく有吉が出てくる。「来たッ!」。記者が駆け寄ろうとした矢先、有吉は出入り口の真横に付けた自家用のベンツに乗り込み、猛スピードで発進。向かった先は、自宅の高級マンション。そこは、隣に恋人を住まわせてなお“ボロ”を出さない、鉄壁の要塞だった。
8月24日、『日刊スポーツ』の一面に世は騒然となった。《夏目三久アナ(32才)が有吉の子ども妊娠》。2011年4月に放送開始した『怒り新党』での共演をきっかけに親しくなり、交際どころか夏目はすでに妊娠、レギュラー出演中の『あさチャン!』(TBS系)も来年3月までに降板するのだという。
《これを狐につままれたような気分というのか…》。同日夜、有吉はツイッターにこう綴り、双方の事務所も「事実無根」とコメントしたが、同紙は翌日の芸能面でも《有吉と夏目アナ年内結婚へ》と続けた。
同28日、有吉は『24時間テレビ』(日本テレビ系)で、「誤報記事を書かれた」と改めて否定。夏目本人は一切この件に言及していない。ワイドショーの芸能デスクが語る。
「有吉さんはすぐに否定しなかったし、夏目さんもだんまり。そのうえ、いまだに相反する情報が飛び交っているため、“真実”が見えなくなってしまった。でも夏目さんが結婚に向けて本気だったのは確か」
2008年4月、日テレに入社した夏目は、1年目から人気番組『おもいッきりテレビ』に抜擢されるなど、将来のエースアナの地位が約束されていた。しかし、2009年7月、プライベート写真が『FLASH』に流出し、局アナ人生が暗転する。
2011年1月、失意のまま日テレを退社。フリー転身した夏目を救ったのが、有吉だった。同年4月、新番組としてスタートした『怒り新党』で、有吉は件の騒動に早々に触れた。