台風10号が列島に迫り、徐々に雲が厚みを増した8月29日、那須御用邸(栃木)で静養中の皇太子ご一家は『那須どうぶつ王国』へと足を運ばれた。
「同園は、愛子さまが幼少の頃から毎年のように訪れられている思い出深い場所。あいにくの雨にも見舞われましたが、カピバラのエサやりを体験されたり、ヨウムというインコの仲間と記念撮影をされるなどとても楽しそうなご様子でした。動物と触れあう愛子さまと雅子さまのお姿を、皇太子さまが写真に収めていらっしゃるのが印象的でした」(皇室記者)
この日の愛子さまは、紺色のカーディガンにギンガムチェックのパンツ姿。パンツに合わせたギンガムチェックのリボンで、髪を後ろで1つにまとめられていた。
「愛子さまのお友達家族も一緒で、愛子さまはお友達の妹さんの面倒を熱心にみていらっしゃって、“お姉さま”のお顔でした。園内にいた他の客にも、笑顔で手を振られていました」(前出・皇室記者)
ご一家が那須に到着された24日、那須塩原駅には地元住民など約300人が歓迎に押し寄せた。このときも、愛子さまはご夫妻の隣でしっかりとお手振りをされた。
「ある女性が“愛子さま、おきれいになりましたね”と雅子さまに声をかけると、愛子さまは雅子さまの隣で“そんなそんな。え、そんなことないです”と口元に手を当てて恥ずかしそうに頬を赤らめていらっしゃいました。そのご様子がまた一層かわいらしかったですね」(地元住民)
26日には、2時間ほどかけて茶臼岳を登頂。愛子さまはすれ違う人と挨拶を交わされ、登山客が連れた犬の頭を「かわいい」といって撫でられた。
また、別の登山客が愛子さまと雅子さまに「写真をお撮りしてもいいですか?」とリクエストすると、おふたりとも「いいですよ。どうぞ!」と快く応じられたという。
これまで、人前に立たれるときの愛子さまはどこか不安げで、緊張した面持ちのことが多かった。しかし最近の愛子さまはむしろ堂々とお出ましになっていると感じられることが多い。
「先々で“愛子さま、かわいい!”“きれい!”と歓声が上がり、ネット上でも“プリンセスにふさわしい笑顔”と評判なことも愛子さまが自信を深められることになっているのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年9月15日号