国際情報

毛沢東が提案の国旗デザイン 反対多く採用されなかった

毛沢東のデザイン案は採用されなかった

 中国の国旗は「五星紅旗」と呼ばれ、そのデザインが赤地の長方形の面の左上の角に5つの星があしらっていることから、その名がつけられたことがよく知られている。とはいえ、その国旗のデザインは新中国建国直前、公募で選出されたことはあまり知られていない。

 さらに、その公募には3000ものデザインが寄せられており、「新中国建国の父」である毛沢東主席も応募していたのだが、敢え無く落選していたことが分かった。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。

 現在の国旗である五星紅旗は1949年7月、経済学者で芸術家でもある曾聯松が、中国人民政治協商会議が行った公募に応じてデザインしたもの。

 これが3000もの作品の中から最優秀作品となり、1949年10月1日、中華人民共和国の建国に際し、天安門広場にこの旗が国旗として初めて掲げられた。

 国旗の縦横比は2:3で、旗を四等分した左上部分を10×15に区画した升目上に大きな星を中心に他の小さな星4つを等分に配置。大きな星の外接円の直径は旗の高さの10分の3、小さな星の外接円は旗の高さの10分の1と定められている。

 星の配置の仕方も、左の角にある大きな星の中心を指すように、4つの小さな星の先端をそろえなければならないのだが、8月のリオデジャネイロ五輪では、4つの星の先端がすべて真上を向いていた国旗が使われ、中国側が抗議し、新たに作り直されるという騒動が起こったことは記憶に新しい。

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン