11月28日の昼、「ASKA逮捕」の情報を入手した報道陣が、都内にあるASKAの自宅前に殺到した。マスコミだけでなく野次馬も集まり、閑静な住宅街の細道に100人以上が人の海を作った。
夜になって、ガレージのシャッターが開くと、ASKA(58)を乗せたベンツにカメラマンたちが“押しくらまんじゅう状態”で殺到したため、フロント部分に付いていたエンブレムがポキリと折れて地面に転がり、それを踏みつけながら撮影する報道陣の姿が生中継で放送された。
「ボンネットもボコボコ。その後、警察車両に乗り換えるのですが、変わり果てたベンツを見たASKAは“器物破損で訴えてやる!”と怒っていた。
今のところ、“容疑者”は5人ほどに絞られているが、全員が“俺は車に触れていない”と否定しており、特定は難しいかもしれません」(現場にいた全国紙社会部記者)
全て壊れた今、ASKAには何が残るのか。振り向けば、もう誰もいない。
※週刊ポスト2016年12月16日号