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縁起いい賽銭額 5円、11円、20円、25円、41円、45円の根拠

お賽銭はいくら入れれば良いのか?

 今年も残すところあとわずか。年末年始に神社を訪れる人も多いだろうが、今さら聞けない参拝の素朴な疑問についてお答えしよう。

●お賽銭で10円がダメなのはなぜか

 お賽銭に10円を投げ入れる人が多い。100円はもったいないし、といって1円、5円ではケチ臭いという心理からだろうか。しかし、「10円は駄目」と話すのは、ベストセラー『神社の謎』著者の合田道人氏。

「縁起担ぎですが、10円は『遠縁』と読めて、縁が遠ざかるからです」

 合田氏が勧める縁起のいいお賽銭の額は次の通りだ。

 5円(ご縁)、11円(いい縁)、20円(二重に縁)、25円(二重にご縁)、41円(始終いい縁)、45円(始終ご縁)。

 夫婦、家族で参拝するとき、「合わせて11円」などは避けて、一人ひとりが縁起のいい額を用意する。

 初詣のときなどに列の後ろの方から思い切り放り投げる人がいるが、あれもNG。お賽銭は神様へのお供え物という意味を持つからだ。

「右手で持って、左から右へ優しく流すように投げ入れてください」(合田氏)

●おみくじは木に結ぶのがいいか

 神社でおみくじを引くと、神様と縁を結ぶという意味で、それを境内の木に結ぶ習慣がある。

「しかし、木を傷めてしまうので、何が出ても、いつも財布の中などに入れて持ち歩くのもいいでしょう」

 と合田氏。大吉ならばお守り代わりになるし、前向きな気分にさせてくれる。凶は教訓や戒めと捉えることで、悪い結果を避けることができる。

※週刊ポスト2016年12月23日号

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