昨シーズンのプロ野球では、“二刀流“でおなじみの日本ハム・大谷翔平(22)が話題になることが多かったが、一方で東京ヤクルトスワローズの山田哲人(24)は2年連続トリプルスリーを達成。2017年シーズンは年俸3億5000万円でサインした。高卒野手の入団7年目の年俸としてはイチロー以来史上2人目の快挙である。
「山田なら3年連続だって現実味のある話です。ただ、そうなると球団は年俸をさらに上げられるか。青木(宣親)も年俸3億3000万円になった翌年(2011年)のオフにポスティングでメジャー移籍。チーム成績が上がらずに山田ばかりが活躍を続けると、同じような事態になるのではないか心配」(球団関係者)
一方、気になるペナントレースの行方だが、意外と投手陣の評価が高いの横浜DeNAベイスターズだ。昨シーズン11勝を挙げた勝ち頭の山口俊(29)をFAで巨人に譲ったものの、山口に続く9勝を挙げた左腕の石田健大(23)、ルーキーで8勝を稼いだ今永昇太(23)らの開幕ローテ入りが確実視される。
「若手の投手陣でみれば、ベイスターズがリーグで一番いい。ただ、先発の頭数は明らかに足りないので外国人の獲得で補えるかどうかにかかっている」(ベイ番記者)
※週刊ポスト2017年1月13・20日号