大寒波の襲来で都心でも雪がちらついた1月14日の夜、東京・新宿の高級ふぐ料理店で20~30代のグループが賑わいを見せていた。輪の中心にいたのは井上真央(30才)だった。厳選された最高級のふぐを提供し、毎年10月中旬から5月下旬という期間限定で営業するという有名店だ。
「学生時代のお友達でしょうか。8人ほどで盛り上がっていましたよ。お正月の過ごし方から思い出トークまでざっくばらんに話していたので恋バナも出るんじゃないかと、聞こえてくるこっちが緊張してしまいました(笑い)」(居合わせた客)
彼女は今“人生の岐路”に立っている。昨年10月、井上は『花より男子』(TBS系、2005年)に出演した頃から10年以上所属していた事務所を辞め、12月に新天地へ。
「当初は独立という話もありましたが、以前から面識がある岸部一徳さん(70才)の所属事務所に移りました。ただ、この1年、井上さんは1本もテレビドラマに出ていません。会見など公の場にもあまり姿を見せていないんです」(スポーツ紙記者)
年明け特番『新春大売り出し!さんまのまんま』(フジテレビ系)に出演したものの、ドラマなどの今後の出演予定は今のところナシ。連ドラ出演は2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』が最後となっており、ファンの間では「そのまま引退してしまうのでは…?」という不安も囁かれている。
「30才を迎えて、女優としてもひとりの女性としても将来を考えているようです。本人は仕事に空白があることを気にする様子はなく、今は自分を見つめ直す時間だと割り切っているんでしょう。よく友人とお出かけしているようですよ」(芸能関係者)
4才のときに劇団入りし、『キッズ・ウォー』(TBS系)で一躍国民的人気に。その後も、ドラマに映画にと出ずっぱりの状態が続いてきた。
「一旦テレビから離れるということも、“三十路の選択肢”の1つ。昨年、野田秀樹さんの舞台に出演しましたが、公演を重ねるごとに日々変化していく舞台にすっかり魅了されたみたいです。女優としての軸足を舞台に移すことも真剣に考えているみたいですね」(前出・芸能関係者)
1月9日に30才の誕生日を迎えたばかりの井上は、三十路のスタートに終始笑顔を見せていた。
※女性セブン2017年2月2日号