ビジネス

Amazon最高額商品1.2億円ロボットが売れた?その支払方法

1.2億円のロボットが売れた?(Amazonより)

 1月7日放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)で、ピン芸人・バカリズムが紹介した話が話題を呼んでいる。いわく、世界最大のネット通販サイト『Amazon』には1億2000万円もする巨大ロボットが存在するという。

 一体どんな商品なのか。本誌は早速リサーチを開始した。商品名は『クラタス スターターキット』。重量5トン、全長3.8メートルのエンジン駆動人型四脚巨大トイロボットで、値段はバカリズムの証言通り「1億2000万円」とある。こんな巨大な商品にもかかわらず、配送料はたった350円だ。いったいどんなモノなのか。ITジャーナリストの三上洋氏に聞いてみた。

「製作・販売元は造形作家の倉田光吾郎氏を中心とする実験的なプロジェクト集団・水道橋重工です。倉田氏は過去にアニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場する二足歩行ロボット『スコープドッグ』の4メートルの実物大モデルの製作などの実績から、海外では知られた存在です。

 その倉田氏が、ロボット研究者でロボット制御システム界の気鋭の新人・吉崎航氏とともに作り上げたのが『クラタス』です。2013年12月からAmazonに出品されていて、何度も品切れと在庫復活を繰り返してきました」

 つまり「売れている」ということ? 『クラタス』の販売ページのレビューにはこんな書き込みがあった。

〈「本当」に購入しました(中略)さすがに個人では買えないので企業からの購入です〉

 1億2000万円の高額商品がネット通販されているだけでも驚きなのに、まさか、本当に買った人がいたとは……。本誌が調べたところ、『クラタス』が同サイトの最高額商品のようだが、Amazon広報は「取扱商品が2億種類に及ぶため、確認がとれません」とのことだった。

 ちなみにAmazonでは他にも3500万円の超高級ペルシャ絨毯、3400万円の天然大理石彫刻・海神大噴水ガーデンアートなどが販売されていた。

「Amazonでは、2010年頃から高額商品の取引が盛り上がっている。Amazonに対する信頼度が上がったということ」(三上氏)

 気になるのは、高額の支払い方法。Amazon広報はこう説明する。

「クレジットカード決済に加え、お客様のカードの与信枠が足りない場合にはAmazonギフトカードもご利用可能です」

 ギフトカードでの支払いはかなり大変そうだが……。それでも巨大ロボット、是非操作してみたいものだ。

※週刊ポスト2017年1月27日号

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン